教職志望学生の教職意識と小学校時代における教師からの被教育体験への認知との関係 : 学部1年生と3年生の差異に着目して

書誌事項

タイトル別名
  • Recollecting Elementary School Teachers : The Influence of Recollections on First-grade and Third-grade Trainee-Teachers' Views of the Teaching Profession at Elementary School Level
  • キョウショク シボウ ガクセイ ノ キョウショク イシキ ト ショウガッコウ ジダイ ニ オケル キョウシ カラ ノ ヒキョウイク タイケン エ ノ ニンチ ト ノ カンケイ : ガクブ 1ネンセイ ト 3ネンセイ ノ サイ ニ チャクモク シテ

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抄録

本研究の目的は,教職志望学生の教職意識と小学校時代の教師からの被教育体験への認知との関係を学部1年と3年の差異に着目しながら検討することであった.そのため,学生207名を対象に調査を行った結果,(1)1,3年生共に過去の教師への信頼感の高さに違いはないが,教師サポートへの認知が異なること,(2)教師への信頼感が高い学生ほどポジティブな教師イメージを持つこと,及び3年生の方が教師サポート及び信頼感と教師イメージとのつながりが多面的であること,(3)1年生において「生徒指導」に関するサポートを受けたと感じている学生や,信頼感が高い学生は教師効力感や学習の継続意志が高いが3年生においては影響が見られないこと,の3点が主に示唆された.そして,教職意識の拠り所としての過去教師の影響の大きさ及び学年進行に伴う新たな拠り所の獲得による過去教師の影響の薄まりの可能性と合わせて結果が考察された.

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参考文献 (23)*注記

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