「地域ニーズ即応型」を事例とした中小企業向け支援制度利活用の影響要因

書誌事項

タイトル別名
  • Factors Influencing Utilization of Research Fund:A Case Study of SMEs Support Fund in Japan
  • 「 チイキ ニーズ ソクオウガタ 」 オ ジレイ ト シタ チュウショウ キギョウ ムケ シエン セイド リ カツヨウ ノ エイキョウ ヨウイン

この論文をさがす

抄録

都市部を除いた地域の産学官連携において主要なアクターとなるのは中小企業である.中小企業は相対的に人材・資金・情報源等のリソースに乏しく,産学官連携への参入に対して障壁を感じていることが明らかになっている.こうした障壁を解消し,中小企業の産学官連携を促進するためには,適切な支援制度の活用と支援機能の運用が求められる.本稿では中小企業を主な対象とした産学官連携支援制度として,(独)科学技術振興機構が過去に運用した「地域ニーズ即応型」を事例とした.制度の利活用状況に地域間で差があることに注目し,これを産学官連携に関わる地域内の諸要素の影響によると仮定し,重回帰分析を用いて検証した.その結果,地域の研究者増員,公設試等における外部資金受け入れ体制の整備,ファンディング機関による直接的なサポートが産学官連携支援制度の利活用を推進する可能性があることを示した.<br>

収録刊行物

  • 産学連携学

    産学連携学 10 (2), 2_14-2_23, 2014

    特定非営利活動法人 産学連携学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ