出生前診断に対する看護及び歯科衛生士専門学校生の意識調査

書誌事項

タイトル別名
  • Attitudes of students toward prenatal diagnosis : a research at nursing and dental hygienist schools
  • シュッショウマエ シンダン ニ タイスル カンゴ オヨビ シカ エイセイシ センモン ガッコウセイ ノ イシキ チョウサ

この論文をさがす

説明

近い将来,医療現場で看護師や歯科衛生士として働くことを目指している看護専門学校生と歯科衛生士専門学校生を対象として,出生前診断についてどの程度の知識と関心を持っているか,自分自身の問題として,出生前診断を必要と思うか,詳しい内容説明を必要としているかなどについて,選択肢および自由記述による質問紙調査を実施した。看護学校生の出生前診断に対する関心は高く,周辺領域の知識を持つようになった後にも,詳しい内容説明を望んでいることがわかった。歯科衛生士学校生の7割以上が,これまでほとんど出生前診断に関して見聞きしたことがない状況であったが,出生前診断に対する解説については,看護学校生と同様に高い需要を示した。生殖医療や出生前診断は,倫理的に難しい判断を必要とし,その実施前後に,正確で心理的サポートに十分配慮した解説とカウンセリングが必須である。今回の医療現場やそれに近い場所で働くことが予定されている20歳前後の女子学生を対象とした調査は,これまでに,Wuestnerらに協力して行った,日独の学生の意識比較調査研究1)と共に,遺伝カウンセラーとして今後どのような対処が必要かを考える資料となる。

収録刊行物

参考文献 (21)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ