パワーアシスト型手すりの開発研究

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タイトル別名
  • Developmental Research of a Power Assistance Type Handrail
  • パワーアシストガタ テスリ ノ カイハツ ケンキュウ

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抄録

本研究では特に高齢者が椅子座位から手すりを把持して起立する動作を想定し, 起立機能を支援する手すりの開発研究を行った。開発に先立ち高齢者の起立動作分析を行ったが, 起立動作は個々人により異なることが示された。このことに基づくと起立動作を支援する手すりは, 使用する個人特性に対応した動作が必要であると考えられた。そこで我々は手すりの動きが自由に選択できることを前提として, パワーアシスト型手すりの設計を行った。具体的には680 mmストロークの直線運動アクチュエータを直角に組み合わせ, このアクチュエーターの交点に肘置き付き手すりを取り付けた。なおアクチュエータはコンピュータ制御とした。これにより手すりは680 mm×680 mmの平面内の任意の動きを可能とした。今回の研究ではあらかじめプログラムした手すり軌道を, 成人男性が体重を負荷した状態で動作させ, 稼動状況を分析した。この結果, 手すりは安全に動作することが確認された。

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