CR装置のノイズ特性の測定

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タイトル別名
  • Mesurement of noise spectra of a CR apparatus
  • CR ソウチ ノ ノイズ トクセイ ノ ソクテイ

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CR装置(Kodak社製CR400)に使用されているイメージングプレートとスクリーンフィルムのノイズ特性について,X線を照射してウィナースペクトルを測定し,系統的に研究した。基準となる線量はスクリーンフィルムシステムにおいて濃度1.0となる線量とし,前後3段階変化させて線量とウィナースペクトルの関係について調べた。CR装置のノイズ特性の特徴は,バーガーファントムによるC-Dダイアグラムを用いて評価した。CR装置で従来のスクリーンフィルムシステムと同等の画質を得ようとする場合,概ね2倍の照射線量が必要であった。また,それ以上照射線量を増加させてもウィナースペクトル値は低下するが,視覚的な識別能は向上しない。基準線量以下の線量では線量の低下に伴い識別能も低下した。ウィナースペクトル値が照射線量の累乗関数に比例することから,線量を増やすことによるウィナースペクトル値の減少はわずかだが,線量を減らすことによるウィナースペクトル値の増加は大きく粒状性を悪化させているためと考えられる。

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