書誌事項
- タイトル別名
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- Flow-of-Funds Analysis o Foreign Exchange Intervention and Sterilization
- ガイコク カワセ ヘイコウ ソウサ ト フタイカ セイサク ノ コウカ ニ カンスル シキン ジュンカン ブンセキ
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説明
本稿では資金循環分析の枠組みをもとに,外貨準備の保有形態,さらには政府短期証券の発行と国庫余裕金繰替使用との相違にまで遡って,外国為替平衡操作の効果を分析した.その結果,邦銀国内店や外銀国内拠点への預託のように,外貨準備を国内で運用する場合には為替相場への影響が限定的であるのに対して,海外で発行された外貨建債券の買入や海外の中央銀行への預託のように,これを国外で運用する場合には比較的大きな介入効果が得られることを確認した.また外国為替平衡操作に対する日本銀行の対応を一般化すると,非不胎化,不胎化,逆非不胎化,逆不胎化と4分類することができる.本稿ではそれぞれの場合に対して,利用する金融市場調節手段ごとに海外への資金流出と海外からの資金流入の値を計測することで外国為替相場に与える影響を峻別した.この結果,不胎化もしくは非不胎化が外国為替平衡操作の効果を減殺するかどうかはひとえに金融調節手段の選択に依拠しており,これを一概に定性的に論ずることはできないことを確認した.
収録刊行物
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- Input-Output Analysis
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Input-Output Analysis 11 (2), 49-62, 2003
環太平洋産業連関分析学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205234152192
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- NII論文ID
- 130005084090
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- NII書誌ID
- AN1058314X
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- ISSN
- 21873208
- 13419803
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- NDL書誌ID
- 6628775
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可