レッドリーフレタス生産に適した赤色と青色発光ダイオードの光混合条件の検討

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タイトル別名
  • Determination of optimum red and blue lighting conditions for production of red-leaf lettuce cultured under LEDs
  • レッドリーフレタス セイサン ニ テキシタ アカイロ ト アオイロ ハッコウ ダイオード ノ ヒカリ コンゴウ ジョウケン ノ ケントウ

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抄録

播種からおよそ1か月の栽培期間において,赤単色光が青単色光や赤青混合光に比べて,リーフレタス(レッドファイヤー)の可食部重量を確保するのに効率の良い光であることがわかった.赤単色光に比べて青単色光では成育が小さいのは,葉面入射光強度あたりの光合成効率が低いことと葉の展開が抑制されることに起因するものと推定された.青色光は50μmol m-2 s-1以上の光強度において葉縁を紫に着色させた.しかし50μmol m-2 s-1以上の光強度で青色光が照射されると播種からおよそ1か月の期間で可食部を市販可能な重量にまで成長させることが不可能であった.レッドファイヤーの可食部を市販重量に確保しつつ,葉を紫に着色させられる光条件は,青色光強度を50μmol m-2 s-1未満にして100~200μmol m-2 s-1の光強度の赤色光を混合する条件の付近にあるのではないかと考えられた.

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