染色標識で個体識別して調べたオナガガモの都市公園池での飛来状況

書誌事項

タイトル別名
  • Dye-marked wintering Pintails at an urban pond

説明

東京の都心に位置する上野公園不忍池では,上野動物園によって1966年頃から野生のカモ類への給餌が行なわれはじめた.そのため,毎冬多種のカモ類が多数飛来し,1980年代からオナガガモが優占種となっていた.そのオナガガモが不忍池をどのように利用しているかを調べるため,1987年11月から1988年3月までの冬期間,オナガガモのオスを捕獲し,白い胸に個体識別用の番号を書き込み,放鳥後の飛来状況を調べた.不忍池では給餌が毎日行なわれていたため,オナガガモは常時多数見られていた.しかし,標識個体の飛来状況から,多数のオナガガモは断続的に不忍池を利用していて,日常的に利用する個体は少数だと推測できた.

収録刊行物

  • Bird Research

    Bird Research 8 (0), S11-S14, 2012

    特定非営利活動法人バードリサーチ

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205234590592
  • NII論文ID
    130002074862
  • DOI
    10.11211/birdresearch.8.s11
  • ISSN
    18801595
    18801587
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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