集団型メタボリックシンドローム改善プログラム修了後の追跡調査

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タイトル別名
  • Effects of a Lifestyle Intervention Program in Middle-aged Japanese Men: Do Effects Remain After One Year?
  • シュウダンガタ メタボリックシンドローム カイゼン プログラム シュウリョウゴ ノ ツイセキ チョウサ

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抄録

目的:内臓脂肪CTと通信教育を組み合わせた集団型メタボリックシンドローム改善プログラム(ダイエットサポートプラン グループチャレンジ:DSP-G)参加者の支援期間修了後,追跡調査を実施しプログラム修了後の体重の変化や各種健診データの変化を明らかにすることを目的とした.<br>対象および方法:過体重,血圧,糖代謝,血清脂質,尿酸,肝機能のいずれかに異常値を認めた男性60名を対象とし,2006年11月~12月にプログラムを開始した.2006年度健診時,プログラムスタート時,修了時(3ヵ月後),2007年度健診時における体重を含めた健診結果について比較検討を行った.<br>結果:プログラムを修了し,かつ2007年度の健康診断の結果を把握できたのは43名であった.平均体重は2006年健診時77.2±8.6kg,プログラム修了時73.4±8.9kg,2007年度健診時73.2±10.2kgでありプログラム修了後も体重を維持しておりリバウンドは認められなかった.さらに,総コレステロール,中性脂肪,LDL-C,HDL-C,肝機能も有意に改善していた.<br>結論:プログラム修了後,翌年度の健診においてリバウンドが認められなかったことから,プログラム修了後も健康的な生活習慣行動が継続されていると考えた.DSP-Gがメタボリックシンドローム改善プログラムとして中期的な評価においても一定の効果があることが示唆された.<br>

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