在宅要介護老人の介護者の世間体とサービス利用および介護負担感に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Relationship of 'Sekentei' to Utilization of Health, Social and Nursing Services,and Care Burden for Family Caregivers of the Impaired Elderly

この論文をさがす

説明

本研究は,在宅要介護老人の介護者の世間体と保健・福祉・看護サービス利用,および介護負担感との関係を検討することを目的として質問紙調査を行い,介護者45名について分析した.その結果以下のことが明らかとなった.(1)サービス利用に抵抗を感じる介護者は17.8%とその割合は低かったが,抵抗を感じない者より世間体の得点が有意に高く,世間体を気にする傾向がみられた.(2)入浴サービスを利用している介護者の方が世間体得点が有意に高く,世間体を気にする傾向がみられた.(3)世間体得点と介護負担感総得点,および介護負担感のカテゴリ得点のうち「痴呆の症状への対応」,「将来の心配」,「精神的健康の問題」とに関連がみられ,介護負担感が大きいほど世間体を気にする傾向がみられた.以上のことから,介護者のサービス利用を進め,介護負担を軽減するような看護職の関わりを考察した.

収録刊行物

  • 老年看護学

    老年看護学 2 (1), 97-105, 1997

    一般社団法人 日本老年看護学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205235398528
  • NII論文ID
    110007454786
  • NII書誌ID
    AA11148665
  • DOI
    10.20696/jagn.2.1_97
  • ISSN
    24320811
    13469665
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ