書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between Degree of Atrophy in Gastric Mucosa Seen in Esophagogastroduodenoscopy and Gastric Cancer Risk Determined by Serum Pepsinogen Levels and <i>H.pylori</i> Antibody titers - Reducing Contamination of Moderate-severe Gastric Mucosal Atrophy in Group A -
- イガン リスク ケンシン ト ジョウブ ショウカカン ナイシキョウ デ ノ イ ネンマク イシュク ショケン ト ノ カンレン : ナカ ・ コウド イシュク ノ Aグン エ ノ コンニュウ オ ヘラス タメニ
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抄録
目的:胃がんリスク検診(ABC分類)で測定されるペプシノゲン(PG)およびヘリコバクター・ピロリ(Hp)抗体(Ab)と,上部消化管内視鏡(EGD)上の胃粘膜萎縮との関連を調査し,胃がん発生の可能性が高い中・高度胃粘膜萎縮(中高萎縮)を検出するに最適な方法と基準を明らかにすることを目的とした.<br>方法:2011年4月~2014年3月の3年間に,ABC分類とEGDを同日に受けた308例のうち,ABC分類が当健診センターにおいて初であり,Hp除菌歴なしと回答した175例を対象とし,対象者の胃粘膜萎縮度を,木村・竹本分類のC-3以上で中高萎縮とし,PGやHpAbとの関連を解析した.<br>結果:現行のABC分類ではA群に15.2%の中高萎縮が混入した.中高萎縮を峻別するためにはPGⅠ/Ⅱが4.7以下や,HpAbが4~5U/mL以上が最良点であった.ROC解析からは,中高萎縮の峻別にはPGⅠ/Ⅱが最良であったが,HpAbとの有意差はなかった.<br>結論:現行のABC分類ではA群に15.2%の中高萎縮が混入するが,PGⅠ/Ⅱを4.7やHpAbを5U/mLとしたカットオフ値を設定して仮ABC分類を定義すると,陽性率を有意に上昇させることなくA群の中高萎縮を7.8%へ半減させることができる.
収録刊行物
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- 人間ドック(Ningen Dock)
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人間ドック(Ningen Dock) 30 (1), 38-45, 2015
公益社団法人 日本人間ドック学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205237389568
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- NII論文ID
- 130005102158
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- NII書誌ID
- AA12055286
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- ISSN
- 21865027
- 18801021
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- NDL書誌ID
- 026591201
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可