地域社会におけるグループホームのあり方に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Group-Living in the Local Community
  • チイキ シャカイ ニ オケル グループ ホーム ノ アリカタ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

認知症高齢者にとっては、家庭的な環境で生活することや、地域の中で社会生活を継続していくことが重要だと言われる。このため、グループホーム(GH)の計画には、入居者が安全・快適に生活するための建築・設備という屋内環境だけでなく、地域へ出て行きやすいという屋外環境にも配慮する必要がある。本研究では、全国のGHに対する入居者の外出状況や生活主要空間の利用実態に関するアンケート調査をもとに、GHを計画する際の基礎的知見を得ることを目的としている。回答のあった269ホームについて、ホームが立地する地域別、ホームの造り別(新築型・改修型)に集計を行った。その結果、田園・山村地域は住宅・商店地域に比べて、新築型のホームが多いことや交通機関の利便性が悪いこと、入居者の外出阻害要因が多いこと、等の地域差が見られた。また、屋内設備に関しては、居室のナースコールは設置されていても利用率が低いこと、対面式の台所は使い勝手が良いこと、等が捉えられた。

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