水道事業PPPのリスク定量分析に基づく事業形式の検討

書誌事項

タイトル別名
  • COMPARISON OF PPP SCHEMES IN WATER SUPPLY PROJECTS BASED ON QUANTITATIVE RISK ANALYSIS

説明

水道事業の事業スキームの再構築においては,民間セクターの参加を考慮したPPPを検討することがいわば世界的な潮流ともいえる.そのPPPの事業形式の選択は,適切なリスク分担と相応の支払い構造の決定に基づいて合理的に行う必要があるが,その実例はほとんど存在しない.本研究の目的は,完全民営化,コンセッション,PFIなどの様々な選択肢から,最適な事業スキームを決定するための定量的リスク分析手法を構築することである.まず,水道事業に関するリスクの特定化を行い,モンテカルロシミュレーションに基づく計量評価システムを構築した.本研究で構築したシステムをケーススタディに適用した結果,公共にとってのより高いVFMと民間事業者にとっての事業採算性を両立させるための事業スキーム構築を支援する機能を備えていることを確認した.

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