外ケーブル補強工法定着部に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • THE STUDY ON THE STRENGTH OF CONCRETE ANCHOR BLOCKS FOR THE REINFORCED METHOD WITH EXTERNAL TENDONS

抄録

外ケーブル補強工法の定着装置は,既設桁ウェブ側面にPC鋼棒を用いて緊結している.このような構造では,既設桁の打継面の処理方法や緊結力,主桁の傾斜角度は,定着装置の滑動する荷重に大きな影響を及ぼす要因と考えられる.本稿では,実物大試験体の載荷試験を行い,これらの要因について検討した.その結果,従来,打継処理に用いられてきたチッピング処理に比べ,サンドブラスト処理やウォータージェット処理を行うと,最大荷重は大幅に増加することが示された.また,定着装置を既設桁の傾斜した位置に設けると,傾斜角に応じて最大荷重は低下するが,適切な打継処理を行った定着装置のPC鋼棒張力は,定着装置の滑動変位が小さければ損失しないことが示された.

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参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205254066304
  • NII論文ID
    130004943109
  • DOI
    10.2208/jsceje.63.223
  • ISSN
    18806066
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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