書誌事項
- タイトル別名
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- Pile group effect on end bearing capacity and settlement of pile foundation
説明
土木構造物に対して性能規定型設計の導入が徐々に進められている。杭基礎も例外ではなく,今後は支持力に加え変形についても性能を照査する必要がある。杭基礎の支持力および変形を照査する際,群杭効果の影響を考慮することが重要である。しかし,群杭効果の研究は主に水平支持力を対象として行われてきており,鉛直支持力や沈下量に対する群杭効果の影響はあまり検討されていない。本研究では,実杭先端部をモデル化した単杭模型ならびに杭間隔1.5Dと5.0D(Dは杭径)の6本群杭模型に対し,遠心場での載荷実験を行い,杭先端から伝播する応力に対する群杭効果を検証した。さらに遠心模型実験を土-水連成FEMによりシミュレートするとともに,数値実験により長期沈下挙動に対する群杭効果を詳細に検証した。その結果,短期的な支持力に注目すると杭間隔5.0Dで群杭効果は発現しないが,長期沈下挙動に注目すると杭間隔5.0Dでも群杭効果の影響が生じることを明らかにした。
収録刊行物
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- 地盤工学ジャーナル
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地盤工学ジャーナル 3 (1), 73-83, 2008
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205256160128
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- NII論文ID
- 130004482763
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- DOI
- 10.3208/jgs.3.73
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- ISSN
- 18806341
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可