書誌事項
- タイトル別名
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- Study on the in-situ pile loading test and bearing capacity characteristics of steel pipe piles with wings installed in soil cement column
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説明
ソイルセメント羽根付き鋼管杭は,機械式深層混合処理工法により築造された地盤改良体と軸部に断続的にらせん状羽根を有する羽根付き鋼管からなる複合基礎杭である。本杭は大きな鉛直および水平支持力を有し,かつ発生残土が少ない環境に配慮された杭工法である。本杭の支持力特性の明確化および設計法の確立を目指した支持力評価を目的として,単杭を対象とした原位置載荷試験を数例実施した。その結果,本杭の支持力性能は改良体と羽根付き鋼管の複合効果により,鋼管単体に比べて大幅に向上することが分かった。鉛直支持力は羽根付き鋼管のみに比べて約4倍の極限荷重を発揮した。また,水平支持力は地表面変位10mm時の実測値より,水平地盤反力係数khを逆算した実測khと設計kh0の比率(kh/kh0)を複合効果による割増率とすると,変位量に関する割増率が4以上,曲げモーメントに関する割増率が18以上であることが分かった。また,これらの支持力性能は改良体の径を大きくするほど向上することが分かった。さらに,13現場20例の鉛直載荷試験をもとに,支持力評価のための検証を行い,支持力算定式を提案した。
収録刊行物
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- 地盤工学ジャーナル
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地盤工学ジャーナル 4 (4), 273-287, 2009
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205256505728
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- NII論文ID
- 130004482788
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- ISSN
- 18806341
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可