悪性腫瘍による胃十二指腸狭窄に対する内視鏡的ステント留置術の検討:胃空腸吻合術との比較を通して

  • 松本 俊彦
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科 姫路赤十字病院内科
  • 日野 佳織
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 寺澤 裕之
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 中舎 晃男
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 上杉 和寛
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 西出 憲史
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 梶原 猛史
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 浅木 彰則
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 仁科 智裕
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 那須 淳一郎
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科 岡山済生会総合病院内科
  • 堀 伸一郎
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 灘野 成人
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科
  • 石井 浩
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Retrospective Study of Surgical Gastrojejunostomy versus Gastroduodenal Stenting for Malignant Gastroduodenal Obstruction

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説明

【目的】悪性胃十二指腸狭窄に対する胃十二指腸ステント留置術と胃空腸吻合術の成績を比較する.【方法】悪性胃十二指腸狭窄に対し当院でステント留置術を行った25例(S群)と胃空腸吻合術を行った15例(O群)について後方視的に検討した.【結果】臨床的成功率はS群対O群:84%対93%,水分摂取までの期間は0日対2日,経口摂取までの期間は1日対3日,処置後在院日数は9日対23日と全てS群で有意に短かった.入院中の医療費はS群752290円,O群1106170円と有意にS群で軽減が認められた.全生存期間中の医療費では有意な差は認められなかった.【結論】ステント留置術は,胃空腸バイパス術と比較し短期成績に優れている可能性が示唆された.

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参考文献 (16)*注記

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