ウスリーと韓国北部産Jankowskia属の1新種

書誌事項

タイトル別名
  • A New Species of the Genus Jankowskia from Ussuri and Northern Korea (Lepidoptera, Geometridae)
  • ウスリーと韓国北部産Jankowskia属の1新種〔英文〕
  • ウスリー ト カンコク ホクブサン Jankowskiaゾク ノ 1 シンシュ

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抄録

筆者(1980)は先にJakowskia属の再検討をおこない,日本と台湾の各1新種を含む4種を記載したが,このほどJ.VIIDALEPP氏のご厚意によりさらに1新種を見出すことができたので,Jankowskia viidaleppi SATOと命名し記載した,本種は雄交尾器のtegumen背方に1対の突起を欠くこと,雌交尾器のductus bursaeが強く骨化する点でやや異質であるが,口吻の退化傾向,雄触角の形状,前翅の脈相,valvaやsignumの形状はJankowskia属の特徴をよくあらわしている.ウスリーから韓国北部にかけて広く分布しているものと思われる.ウスリーではJ.athleta OBERTHURと混棲しているが,はるかに小型で斑紋も異なるので容易に区別される.

収録刊行物

  • 蝶と蛾

    蝶と蛾 36 (4), 177-179, 1986

    日本鱗翅学会

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