書誌事項
- タイトル別名
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- Difference in the odors emitted by male adults of two subspecies of the swallowtail butterfly Byasa alcinous (Papilionidae)
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説明
ジャコウアゲハの沖縄亜種と本州亜種の♂成虫の発する芳香のわずかな差を解明するため、野外採集した♂成虫を用いてGC-MS分析を行った。2亜種の♂の芳香から同定した11成分のうち、7種のセスキテルペン化合物は沖縄亜種よりも本州亜種において3〜10倍も多く、6-methyl-5-hepten-2-oneとlinaloolは沖縄亜種にのみ検出された。特定成分における質的・量的な違いが、2亜種の芳香のわずかな違いの原因と考えられた。この違いは2亜種の食餌植物やそれと関係する成長過程での生合成経路の差などによる可能性がある。
収録刊行物
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- 蝶と蛾
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蝶と蛾 66 (1), 15-18, 2015
日本鱗翅学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205267102464
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- NII論文ID
- 110009958866
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- NII書誌ID
- AN0040888X
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- ISSN
- 18808077
- 00240974
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- NDL書誌ID
- 026416959
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可