書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of mass screening for stomach cancers
- サイキン ノ イ シュウケン セイセキ ノ ケントウ
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抄録
最近11年間の間接胃集検について前期および高濃度バリウムを使用した後期に分け検討した。受診者数は延べ604,959人であり, 発見胃癌数は626例(前期298例, 後期328例)であった。要精検率は減少し, 癌発見率はほとんど差がなく, 早期胃癌率は増加した。また, 発見された10mm以下の小胃癌の占める割合は増加した。さらに胃集検フィルムの後期の胃癌の描出率は, 以前に検討した前期との比較で, 早期胃癌・進行胃癌ともに若干上昇した。以上より, 胃集検において高濃度バリウムの有効性は認められた。<BR>また, 直接胃集検についても最近3年間における検討を行った。受診者数は延べ27,975人で, 発見胃癌数は9例であった。一般に精度が高いと言われる直接胃集検のほうが間接胃集検に比べて, 早期胃癌率は高かったものの, 要精検率は高く癌発見率・描出率ともに低かった。
収録刊行物
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- 日本消化器がん検診学会雑誌
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日本消化器がん検診学会雑誌 45 (4), 399-404, 2007
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205268586240
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- NII論文ID
- 130004553973
- 10019737359
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- NII書誌ID
- AA12134881
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- ISSN
- 21851190
- 18807666
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- NDL書誌ID
- 8891900
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可