大腸がん検診における便潜血陽性者の精密検査としての大腸CT検査の診断精度

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タイトル別名
  • Diagnostic accuracy of computed tomography colonography in patients with a positive fecal occult blood test
  • ダイチョウ ガン ケンシン ニ オケル ベンセンケツ ヨウセイシャ ノ セイミツ ケンサ ト シテ ノ ダイチョウ CT ケンサ ノ シンダン セイド

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説明

便潜血検査(fecal occult blood test:FOBT)陽性者に施行した大腸CT検査の診断精度を全大腸内視鏡検査を標準として検証した。当施設の任意型検診において, FOBT陽性者に対し同日に大腸CT検査と全大腸内視鏡検査を施行した120名を対象とした。前処置法は3%となるようにガストログラフイン®を混合したニフレック®液を使用した。大腸CT検査における患者ごとの感度, 特異度は, 6mm以上の病変で感度85.7%(30/35), 特異度95.3%(81/85), 10mm以上の病変で感度100%(17/17), 特異度98.1%(101/103)であった。FOBT陽性者に対する精密検査として大腸CT検査の精度は良好であり, 精検法となり得ると考えられる。

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