大腸CT検査における腸管前処置PEG-C法とMP-C法の比較試験

  • 和田 幸司
    NTT東日本伊豆病院
  • 永田 浩一
    NTT東日本伊豆病院 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部
  • 伊山 篤
    榊原サピアタワークリニック 放射線科
  • 丸山 健
    NTT東日本伊豆病院
  • 高橋 美紀
    NTT東日本伊豆病院
  • 野村 美由紀
    NTT東日本伊豆病院
  • 滝口 昇吾
    NTT東日本伊豆病院
  • 金澤 英紀
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 高林 健
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 安田 貴明
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 松本 啓志
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 松岡 正樹
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 松田 尚久
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診開発研究部
  • 斎藤 博
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Polyethylene glycol vs. magnesium sulfate as cathartic preparation for CT colonography: comparison of examination quality
  • ダイチョウ CT ケンサ ニ オケル チョウカン マエショチ PEG-Cホウ ト MP-Cホウ ノ ヒカク シケン

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抄録

大腸CT検査の腸管前処置法としてポリエチレングリコール(PEG)溶液とヨード造影剤(C)を用いたPEG-C法が多施設共同臨床試験で採用され臨床応用されている。一方, 内視鏡検査ではクエン酸マグネシウム(MP)溶液も使用頻度が多い。そこで前処置の質に関して, MP-C法のPEG-C法に対する有意差検定を行った。<BR>PEG-C法48例とMP-C法48例の両群に対し大腸内の液体・固形残渣量(残渣なし0点~多い3点)と残渣のタギングの質(CT値)を評価した。<BR>大腸内液体残渣の全体の平均はPEG-C法で2.27点, MP-C法で2.02点, 固形残渣量はそれぞれ0.27点, 0.17点, 残渣のタギングは両群共に全腸管区分で200HU以上のCT値であった。両群共に大腸CT検査の腸管前処置として良好であった。<BR>大腸内液体・固形残渣の量およびタギングの質において, MP-C法はPEG-C法と同様に有用な前処置法であった。

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