通所リハビリテーション利用者における2種類のフレイル評価結果の関連性

  • 佐々木 洋平
    医療法人藤田会 西武川越病院 リハビリテーション科
  • 近藤 静香
    医療法人藤田会 西武川越病院 リハビリテーション科
  • 市橋 駿也
    医療法人藤田会 西武川越病院 リハビリテーション科
  • 藤本 秀子
    医療法人藤田会 西武川越病院 看護部

書誌事項

タイトル別名
  • ツウショ リハビリテーション リヨウシャ ニ オケル 2シュルイ ノ フレイル ヒョウカ ケッカ ノ カンレンセイ

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説明

【目的】フレイルの評価は多数あるが未だに統一されていない。そこで今回は学術的に最も受け入れられているCardiovascular Health Study(以下,CHS)とその有用性が多く報告されているStudy of Osteoporotic Fracture(以下,SOF)という2種類のフレイルの評価を実施し,両者の関連性および特性について確認した。【方法】当院通所リハビリテーションの利用者(24名)に対し,CHSおよびSOFをそれぞれ実施した。結果についてはJSTAT for Windowsを使用し,Spearmanの順位相関係数を算出した。【結果】CHSとSOFの結果について,両者の間に有意な相関関係を認めた(r=0.669,p<0.01)。【結論】フレイルの評価は病院や施設など設備が充実した環境ばかりではなく,自宅や地域活動の場などさまざまな物理的制約が存在する環境でも実施される。したがってフレイルの評価を行う際は,さまざまな条件を鑑みたうえで,CHSとSOFそれぞれの特性を考慮し,妥当な評価方法を選択することが重要であると考える。<br>

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