大腿骨近位端骨折術後運動器リハビリテーションの1日施行単位数の無作為化比較試験

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タイトル別名
  • A Randomized Trial of 2 Units (40 Minutes) vs 6 Units (120 Minutes) of Daily Postoperative Rehabilitation in Inpatients after Hip Fracture
  • ダイタイコツ キン イ タン コッセツ ジュツゴ ウンドウキ リハビリテーション ノ 1ニチ シコウ タンイスウ ノ ムサクイカ ヒカク シケン

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抄録

目的:高齢者大腿骨近位部骨折の術後リハビリテーション(以下,リハ)施行時間(単位数)とADL機能,医療費について比較検討し,適正リハ時間について検証する.方法:2010 年6 月1 日から2013 年6 月27 日の間に当院で手術,術後リハを施行した222 名に対してCONSORT 2010ガイドラインに基づいた無作為化比較試験(RCT)を6 単位(120 分)と1日2 単位(40 分)施行群間で行い,術後12 週までのADL機能,歩行と医療費について比較検討した.結果:最終的にRCTが完遂できた受傷前独歩患者は,6 単位群29 症例,2 単位群29 症例であった.FIM, Barthel Index,EQ-5D,歩行に関しては両群間で統計学的有意差はなかったが,医療費に関しては,6 単位群で約20 万円高額となった.結論:早期リハを行うことにより,術後2 単位リハで十分な機能回復が獲得でき,医療費の有効利用ができた.

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