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- 高野利彦
- 熊谷総合病院
書誌事項
- タイトル別名
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- クルマイスザメン シート ノ タワミ ガ クドウ ソクド ニ アタエル エイキョウ
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抄録
[目的]車いすに関する問題の一つとして車いすのスリングシートのたわみの悪影響があげられる。当施設で使用している普通型車いすの座面シートの前方のたわみについて調査したところ,約3.2 cmのたわみが存在することが明らかになった。そこで本研究では車いす座面シートのたわみが駆動速度に与える影響を明らかにすることを目的とした。[方法]当施設職員14名を対象に,座面のたわみ有りの車いすと座面のたわみ無しの車いすそれぞれに乗車してもらい,両上肢での駆動速度を測定した。[結果]駆動速度は,座面のたわみ有りの車いすでの平均値1.66±0.18 m/s,最速値1.71±0.18 m/s,たわみ無しでの平均値1.72±0.21 m/s,最速値1.78±0.22 m/sであり,平均値と最速値共に有意差がみられた(p<0.05)。[結論]本研究では平均値と最速値の両者において有意差がみられたため,たわみにより駆動速度が低下することが示唆された。<br>
収録刊行物
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- 理学療法 - 臨床・研究・教育
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理学療法 - 臨床・研究・教育 20 (1), 20-22, 2013
公益社団法人 埼玉県理学療法士会