当研究チームで作成した,装具判定シートの有用性の検討

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タイトル別名
  • 当研究チームで作成した,装具判定シートの有用性の検討 : 底屈制動モーメントと下腿の傾斜角度に着目して
  • トウ ケンキュウ チーム デ サクセイ シタ,ソウグ ハンテイ シート ノ ユウヨウセイ ノ ケントウ : テイクツセイドウ モーメント ト カタイ ノ ケイシャ カクド ニ チャクモク シテ
  • ―底屈制動モーメントと下腿の傾斜角度に着目して―

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抄録

【目的】我々がこれまで開発してきた,フローチャート式の装具判定シートの有用性を検証することである。【方法】脳血管障害患者を対象に,Gait Judge(以下,GJ)を用いて10 m歩行を実施し,装具判定シートの底屈制動に該当するものを底屈制動群,それ以外に該当したものをその他群とし,この2群間でχ2検定を行なった。有意水準は5%とした。【結果】底屈制動群で有意(p=0.041<0.05)に1st peakが出現した。【考察】我々が作成した装具判定シートは,アンクルロッカー機能の観察に焦点をあてたものが多く,それがヒールロッカー機能を発揮できる潜在性を評価することとなり,1st peakの出現を予測することが可能となった。1st peakの出現が予測可能となったことで,GJを使用することなく,底屈制動機能を効果的に使用できる者を選定する,重要な情報を得ることができるものと考えた。【結論】作成した装具判定シートは,底屈制動機能の必要性を判定する場合においては有用であることが示唆された。<br>

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