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- 嶋根 俊和
- 昭和大学頭頸部腫瘍センター 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座 昭和大学歯学部口腔外科学講座口腔腫瘍外科学部門
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- 池田 賢一郎
- 昭和大学頭頸部腫瘍センター 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座 昭和大学歯学部口腔外科学講座口腔腫瘍外科学部門
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- 櫛橋 幸民
- 昭和大学頭頸部腫瘍センター 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座 昭和大学歯学部口腔外科学講座口腔腫瘍外科学部門
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- 江川 峻哉
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- 池谷 洋一
- 昭和大学頭頸部腫瘍センター 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座
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- 北嶋 達也
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- 田中 義人
- 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座
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- 平野 康次郎
- 昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座
書誌事項
- タイトル別名
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- Surgical resection of cervical schwannoma with the use of Narrow Band Imaging
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説明
頸部神経鞘腫の摘出では,術後の神経脱落症状を回避するために様々な工夫が行われている。われわれは橋本の推奨した被膜間摘出術を積極的に施行し,腫瘍の摘出では由来神経とその走行の確認,腫瘍被膜の確認が重要であることを報告してきた。多くの症例を経験すると腕神経叢,副神経,迷走神経,顔面神経由来の腫瘍では神経刺激器を用いることで細かな神経の走行が確認できるが,由来神経が交感神経などの腫瘍では,神経刺激器を用いても神経上膜で神経の走行確認が困難な場合も経験する。今回われわれは,Narrow Band Imaging(以下NBI)を応用することで腫瘍上での神経の走行,神経上膜の切開部位の決定,腫瘍被膜の確認に有効かどうかを検討したので報告する。<br>結果として,NBIは線維組織が明瞭に描出され神経上膜上の切開部位の決定,腫瘍被膜の同定に有効であった。神経刺激器が無効な交感神経鞘腫だけではなく,有効な神経鞘腫でも有効であった。剥離面を決定する腫瘍被膜の確認では,手術経験が少ない術者でも容易に確認でき神経脱落症状の減少に役立てられると考えられた。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 27 (2), 211-215, 2017
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205282683520
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- NII論文ID
- 130006210707
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可