「広く見て,先を読み,前を向いて,人を治す手伝いをする」

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  • ~嚥下障害診療を通して~ 嚥下障害と「とろみ」

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嚥下障害診療に取り組むにあたり,私が意識していることは「広く見る,先を読む,前を向く」である。障害だけでなく全身・全体を評価し,治療後の状況を想定し,可能な治療方針を考えている。嚥下機能に障害があると,摂食の楽しさが失われるだけでなく,嚥下障害による栄養障害や肺炎など全身的な問題が引き金となり,「治す気力」を低下させる。誤嚥の危険を減らし経口摂取を継続するための対策のひとつに,水分に粘性を付加させること(とろみを付けること)が挙げられる。本稿では,とろみ調整食品の特徴や使用方法,とろみによる嚥下への効果,医療現場のとろみ付加の実情など,「とろみ」に関する私の研究結果を中心に述べる。

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