「広く見て,先を読み,前を向いて,人を治す手伝いをする」
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- 上羽 瑠美
- 東京大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Bibliographic Information
- Other Title
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- ~嚥下障害診療を通して~ 嚥下障害と「とろみ」
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Description
嚥下障害診療に取り組むにあたり,私が意識していることは「広く見る,先を読む,前を向く」である。障害だけでなく全身・全体を評価し,治療後の状況を想定し,可能な治療方針を考えている。嚥下機能に障害があると,摂食の楽しさが失われるだけでなく,嚥下障害による栄養障害や肺炎など全身的な問題が引き金となり,「治す気力」を低下させる。誤嚥の危険を減らし経口摂取を継続するための対策のひとつに,水分に粘性を付加させること(とろみを付けること)が挙げられる。本稿では,とろみ調整食品の特徴や使用方法,とろみによる嚥下への効果,医療現場のとろみ付加の実情など,「とろみ」に関する私の研究結果を中心に述べる。
Journal
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- JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY
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JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY 27 (2), 145-150, 2017
JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205282700800
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- NII Article ID
- 130006210632
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed