書誌事項
- タイトル別名
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- A fibrin seal closure technique for prolonged postoperative pharyngocutaneous fistula
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説明
症例は77歳 男性。下咽頭癌への化学療法併用放射線療法後の局所再発に対して,咽頭喉頭頸部食道摘出および遊離空腸再建術を施行した。術後22日目に遊離空腸・食道吻合部の瘻孔を認め,トラフェルミンスプレー塗布,大胸筋弁による充填術,吸水性ポリグリコール酸シートによる被覆等の処置を行ったところ瘻孔は縮小したものの残存した。術後140日目に施行したフィブリン糊の瘻孔内充填術によって瘻孔は消失,常食摂取可能となり退院した。<br>術後瘻孔は頭頸部癌術後の難治性合併症の一つであり,放射線治療後症例では特に時間を要する。救済手術後に生じた難治性瘻孔に対してフィブリン糊の瘻孔内充填術は治療法の一つとなりうると考えられた。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 25 (1), 99-102, 2015
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205283037440
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- NII論文ID
- 130005091170
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可