-
- 関谷 武司
- 広島大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
-
- Influence of Physical Education Program on the Growth and Development of the Elementary Schoolchildren
- Effect of 2-year-practice
- 2年間の継続的実践の効果
説明
わが国において実践されている体育プログラム自体が, 学童の身体的発育発達にどのように貢献しているのかを検討するため, 実質的に体育教育が行われていない中米ホンデュラス共和国公立小学校において, 日本の体育プログラムに準じた体育実践を行い, 対照校との比較から2年間の体育実践が身体発育や体力・運動能力にもたらした効果を検討した。<br>体格項目における対照校との比較においては, 体育実践が身体発育へ及ぼす影響は認められず, 基礎運動能力でも立ち幅跳びを除きその学習効果は低かった。しかし, 柔軟性や, 神経系の関与が大きい敏捷性, 協応能, 平衡能については対照校との間に有意な伸びの差がみられ, 体育実践の効果が確認された。これらの傾向は年齢や性に関わり無く認められ, 第2次性徴期を迎え身体組成に変化をきたす年齢の女子においても体力・運動能力の項目に向上をもたらした。
収録刊行物
-
- 発育発達研究
-
発育発達研究 1995 (23), 15-25, 1995-06-30
日本発育発達学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205284167936
-
- NII論文ID
- 130001628960
-
- ISSN
- 1884359X
- 13408682
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可