後頸部に発生した神経鞘腫の1症例

  • 吉福 孝介
    国立病院機構鹿児島医療センター耳鼻咽喉科
  • 松崎 勉
    国立病院機構鹿児島医療センター耳鼻咽喉科
  • 西元 謙吾
    国立病院機構鹿児島医療センター耳鼻咽喉科
  • 青木 恵美
    国立病院機構鹿児島医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of posterior cervical schwannoma

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抄録

頸部神経鞘腫は頸部に発生する神経原性腫瘍のうち90%以上を占め,頭頸部においては旁咽頭間隙,頸動脈鞘周囲に発生する。今回22歳女性の後頸部に発生した神経鞘腫症例を経験したので報告する。約2年前からの後頸部腫瘤を主訴に当院を受診し,画像検査にて神経鞘腫が疑われた。診断的加療目的に摘出術を施行し神経鞘腫の診断を得た。耳鼻咽喉科頭頸部外科医にとって後頸部深層の手術は遭遇することがまれな術野と考えられる。本症例では以前の報告をもとに解剖を確認し腫瘍を摘出した。

収録刊行物

  • 頭頸部外科

    頭頸部外科 27 (1), 85-89, 2017

    特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会

参考文献 (2)*注記

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