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- 櫻井 友衣
- 社会福祉法人 日本介助犬協会
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説明
<p>介助犬は,歩行介助動作にも適応している。脳卒中後片麻痺による歩行障害は,歩行時の転倒からくる不安が非常に強く,その不安から外出の意欲と頻度の低迷がみられる。認定を受けた脳卒中後片麻痺の介助犬使用者が介助犬と一緒に歩く時に用いるためのハーネの制作を訓練事業者だけでなく,リハビリテーション専門職との連携で行った。ハーネスの機能面では,握りやすいようにクッション性のグリップの取り付けたり,片手でも装着しやすいようにバックルを取り付けるなどの簡易化だけでなく,アルミ製の骨組みを使用する軽量化も行った。リハビリテーション専門職からは,「歩行速度には著しい変化はみられないが,歩行姿勢が真っ直ぐになりより自分の足だけで歩行できている」という評価を受けた。使用者本人からも「介助犬が横にいてくれるだけで安心して歩ける」といった意見もでた。今回のハーネス製作を受け,歩行介助の対象障害が様々な為にリハビリテーション職との連携が不可欠であると考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本補助犬科学研究
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日本補助犬科学研究 5 (1), 60-61, 2011
日本身体障害者補助犬学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205285346560
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- NII論文ID
- 130005416397
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- ISSN
- 18823084
- 18818978
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可