酸素・窒素ガスハイブリッド加圧食品殺菌装置の開発

DOI
  • 村本 桂久
    四国化工機株式会社 食品事業本部 品質保証部
  • 田村 勝弘
    国立大学法人徳島大学 工学部 化学応用工学科
  • 荒尾 俊明
    国立大学法人徳島大学 工学部 化学応用工学科
  • 鈴木 良尚
    国立大学法人徳島大学 工学部 化学応用工学科
  • 岩橋 均
    独立行政法人産業技術総合研究所 ヒューマンストレスシグナル研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the Food Sterilization Equipment by Oxygen-Nitrogen Gas Hybrid Pressurization System

説明

我々の研究から,スダチ果汁を100気圧程度の酸素ガスで直接加圧すると,香りや色等の品質を保持したまま,果汁中の酵母を殺菌でき,さらに,窒素ガスで加圧処理を行うと,果汁中の溶存酸素を除去できることが分かった.これらの研究成果は500 ml以下のバッチ式加圧処理装置によるものであったが,今回,装置のスケールアップと果汁の連続処理を実現し,高品質の柑橘系「生」果汁を生産する,一連のハイブリッドシステム装置を設計・試作した.また,試作した“酸素・窒素ガスハイブリッド加圧食品殺菌装置”で,スダチ果汁を処理したところ,基礎研究と同じ,50°C,10 MPa,1分間の処理で,果汁中の酵母を殺菌することができた.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205286464384
  • NII論文ID
    130004503871
  • DOI
    10.11229/hpbb.2.101
  • ISSN
    18821723
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ