書誌事項
- タイトル別名
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- Homokaryotic fruiting of an ectomycorrhizal ammonia fungus, Hebeloma vinosophyllum
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説明
外菌根性アンモニア菌,アカヒダワカフサタケの交配系は4極性であった.4種類の異なる交配型をもっ単核菌糸株は複核菌糸株と同様,子実体形成能を有していた.複核菌糸と単核菌糸由来の子実体形成はタイプI,タイプII,タイプIIIに大別された.タイプIは複核菌糸由来の通常の子実体形成である.タイプIIとタイプIIIは柄や傘の発達が不規則な子実体形成であり,後者は矯性の子実体を形成するものである.タイプIIはA^xB^xあるいはA^xB^yの交配型を有する単核菌糸株から,タイプIIIはA^yB^xあるいはA^yB^yの交配型を有する単核菌糸株から形成された.複核菌糸由来の子実体では,傘あたり1×10^7個の担子胞子が生産された.単核菌糸由来の子実体では,複核菌糸由来の子実体の1/40量以下の担子胞子しか生産されず,発芽率も複核菌糸由来の子実体由来の担子胞子に較べて低かった.以上のことに基づき,同菌の増殖戦略を考察した.
収録刊行物
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- 日本きのこ学会誌
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日本きのこ学会誌 16 (2), 73-79, 2008
日本きのこ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205287097984
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- NII論文ID
- 110008675316
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- NII書誌ID
- AA12415767
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- ISSN
- 24327069
- 13487388
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- NDL書誌ID
- 10394639
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可