切断掘削方式による穿孔暗渠「カッティングドレーン工法」の効果と適用性

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy and Applicability of the Cutting Drain Method in Excavating Underdrains
  • セツダン クッサク ホウシキ ニ ヨル センコウ アンキョ カッティングドレーン コウホウ ノ コウカ ト テキヨウセイ

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説明

資材を用いない穿孔暗渠としてカッティングドレーン工法を開発した.カッティングドレーン工法には,土中60~90cmの任意の深さに,掘削縦溝の横に空洞を構築する基本工法の横穴型と,掘削縦溝の直下に空洞を構築する補助工法の直下穴型があり,土壌条件に応じて使い分ける.カッティングドレーンは,土中の空洞を通水孔として余剰水を圃場外に排除する暗渠としての排水機能がある.本工法は泥炭土と低地土,台地土,黒ボク土に対して適用できる.ただし,適用条件は,埋木のない泥炭土,石礫がなく,深さ50~100cmの砂含量が65%未満の土壌とした.本工法は,施工効率が0.8 km h-1とトレンチャによる穿孔暗渠より速く,施工費が10m間隔での穿孔の敷設で1haあたり72 千円と安価である.

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参考文献 (12)*注記

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