製品規格の変遷および製造業者の違いがRC管の断面内剛性に与える影響評価

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  • Evaluation of Variations in Cross-Sectional Stiffness of Reinforced Concrete Pipes of Different Manufacturers Following Current and Previous Industrial Standards
  • セイヒン キカク ノ ヘンセン オヨビ セイゾウギョウシャ ノ チガイ ガ RCカン ノ ダンメン ナイ ゴウセイ ニ アタエル エイキョウ ヒョウカ

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抄録

<p>本研究では, RC管の製品規格における変遷(規格強度の増加)が, 断面内剛性へ与える影響を評価した.また, RC管の製造方法は, 製造業者によって異なるため, 各社におけるRC管の断面内剛性およびひび割れ発生時の剛性低下特性を評価した.その結果, 旧JIS規格を想定したRC管の断面内剛性は, 現JIS規格を想定したRC管と比較して28%程度小さくなることがわかった.この要因は, 主に弾性係数の違いによるものと考えられた.また, 断面内剛性および剛性低下特性は, 各社によって異なることが明らかとなった.さらに, 管厚減少RC管の断面内剛性は, 健全管と比較して小さくなることを確認した.以上より, 供用中のRC管において機能診断等を実施する際には, 製造年度や製造業社などを考慮したうえで評価する必要があり, ひび割れの有無や管厚の減少は断面内剛性の指標となることがわかった.</p>

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