獣害対策改善への合意形成に資する集落診断手法の検討

DOI Web Site 参考文献7件

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of Diagnostic Method of Settlements Damaged by Wildlife, by Which to Reach a Consensus on the Improvement of Countermeasure
  • 獣害対策改善への合意形成に資する集落診断手法の検討 : 和歌山県古座川町潤野地区への適用結果から
  • ジュウガイ タイサク カイゼン エ ノ ゴウイ ケイセイ ニ シスル シュウラク シンダン シュホウ ノ ケントウ : ワカヤマケン コザガワマチジュンノジク エ ノ テキヨウ ケッカ カラ
  • — A case study in Uruno-chiku, Kozagawa-town, Wakayama Prefecture —
  • ― 和歌山県古座川町潤野地区への適用結果から ―

この論文をさがす

抄録

獣害集落診断手法として，地区実態調査と獣害実態調査を水田農業集落に適用し，アンケート調査および対策改善状況から有効性を考察した．その結果，地区実態調査では，全戸対象の意向調査から，地区協働による獣害対策を提案する客観的根拠が見いだされ，スムーズな合意形成に結びついた．また，獣害実態調査では，加害動物の出没状況が視覚的に把握され，既存対策の欠点等を地区住民が学ぶ機会を提供し得た．さらに，両調査の組み合わせにより，荒廃地の刈り払いや非農家の参画の重要性等，総合的な獣害対策の重要性が明確になった．加えて，調査への住民の参画が学習機会となり，獣害対策の改善に向けた合意形成につながった．

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ