合成鋼管用離脱防止継手の試作とその性能照査指標に関する検討

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タイトル別名
  • Development of Restraint Joints for Composite Steel Pipe and Investigations for Their Performance Evaluation Index
  • ゴウセイ コウカンヨウ リダツ ボウシ ツギテ ノ シサク ト ソノ セイノウ ショウサ シヒョウ ニ カンスル ケントウ

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抄録

伸縮能力と離脱防止抵抗力の両方を備えた離脱防止継手は, 地震時に隣接する管を次々に引き出し, 複数の継手の伸縮能力を足し合わせることによって, 地盤ひずみの集中に対応することができる.この種類の継手はパイプラインの耐震性を向上させる手段として期待されているが, その具体的な設計手法は確立されていない.合成鋼管を対象とし, カラーと止めネジの接触で抵抗力を生じさせる継手を試作して試験を行ったところ, 直線施工と曲げ施工の両方において, 想定したとおりのメカニズムで離脱防止機能を発揮できることを確認できた.次に, この継手が備える伸縮性能と離脱防止抵抗力の両方を評価し, 離脱防止継手の性能を照査する指標として, 離脱防止抵抗力によって伸ばされる継手の伸び量の合計である, 合計伸び能力を用いることを提案した.

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