Selectivity of Water Depth and Aquatic Plants for Nesting of Ninespine Stickleback in Captivity

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  • 飼育下におけるトミヨの営巣水深と支柱植物の選択性

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トミヨ属雄物型の雄個体による営巣時の水深および支柱に利用される水生植物の選択性をみるため水槽実験を実施した。水深28cmの水槽では,営巣を行った個体数,営巣回数(おのおの計7,延べ33)ともに,水深14cmの水槽でのそれ(計3,延べ4)を大きく上回り,水深の大きいことが営巣を促したものと推察された。営巣は,水面下5~10cmの浅い水深で最多を示した。実験結果であることに留意を要するが,安定的な止水・水深条件においてはこうした浅い空間も積極的に営巣利用される可能性が示唆された。また,水深28cmの水槽では水生植物の選択性にはコカナダモ,ヒメウキガヤ,ナガエミクリ,スギナモの4種の間で偏りはみられなかった。

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