屋内位置情報に基づく認知症高齢者の長期的行動変化の分析

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タイトル別名
  • FINDING LONG TERM TENDENCIES IN DAILY ACTIVITIES OF PEOPLE WITH DEMENTIA BASED ON LOCATION DATA
  • オクナイ イチ ジョウホウ ニ モトズク ニンチショウ コウレイシャ ノ チョウキテキ コウドウ ヘンカ ノ ブンセキ

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抄録

近年,radio frequency identi?cation (RFID) など非接触でタグを認識するセンシング技術が普及してきている. センシング技術を家庭に導入して居住者の健康維持や安全確保に役立てるスマートホームも現実味を帯びてきた.超高齢化社会となった日本では高齢者の見守りへの適用が有望視されているが,長期的にデータを蓄積した場合,どのような利点があるかは明らかではない.我々はRFIDを使った位置情報記録装置をグループホームに敷設し,入居者5名の位置情報を30ヶ月に渡って収集した.データを分析したところ,夏に行動量が低下するといった季節的変動,および衰弱や転倒前の緩やかな行動量減衰を見いだした.これらの結果はデータ分析により高齢者の体調に適した環境を整えられる可能性を示唆している.

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