健康犬に対する食物アレルギー用療法食(ラボラインピュアプロテイン・サーモン) の給与が腸内フローラに及ぼす影響とアップルファイバー添加の効果
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説明
臨床的に健康な犬を用いて、食物アレルギー用療法食の給与が腸内フローラに及ぼす影響を解析し、糞便性状の変化との関連を明らかにした。また、食物繊維であるアップルファイバー添加による改善効果を検討した。その結果、療法食の給与で糞便中の平均水分量が有意に減少し、糞便の平均pHは有意に上昇した。糞便中の菌叢は、療法食の給与によって Streptococcus および Prevotellaceae科の占める割合が低下する傾向がみられ、Bacteroidales目および Clostridiales目とFusobacteriaceae科を合わせたものの占める割合は、増加する傾向がみられた。有機酸は、乳酸と酪酸が療法食の給与によって減少する傾向がみられた。これらの変化に対して、アップルファイバーの添加による大きな改善効果は認められなかった。
収録刊行物
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- ペット栄養学会誌
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ペット栄養学会誌 20 (Suppl), suppl_43-suppl_44, 2017
日本ペット栄養学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205292239616
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- NII論文ID
- 130006067891
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- ISSN
- 21857601
- 13443763
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可