教育方法からみた幼児教育と小学校教育の連携の課題—発達段階論の批判的検討に基づく考察—

書誌事項

タイトル別名
  • An Inquiry from the Perspective of Teaching Methods into Connecting Early Childhood Education with Elementary Education: A Critical Examination of Developmental Stage Theory
  • 教育方法からみた幼児教育と小学校教育の連携の課題 : 発達段階論の批判的検討に基づく考察
  • キョウイク ホウホウ カラ ミタ ヨウジ キョウイク ト ショウガッコウ キョウイク ノ レンケイ ノ カダイ : ハッタツ ダンカイロン ノ ヒハンテキ ケントウ ニ モトズク コウサツ

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抄録

 幼児教育と小学校教育は歴史的社会的背景に規定されて、教育方法に大きな差異が生じている。しかし、この差異の論拠は、幼児期と児童期という発達段階の違いに求められることが多い。本稿はこのことを批判的に検討した上で、教育方法をつなぐためには、1)子どもが経験する学習の総体を見据えたカリキュラム編成、2)学習主体を子どもとして統一的に捉えること、3)「環境を通して行う教育」と授業デザイン論との接続、の3つの観点から検討すべきことを提案した。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 81 (4), 384-395, 2014

    一般社団法人 日本教育学会

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