幼小接続カリキュラムの動向と課題—教育政策における2つのアプローチ—

書誌事項

タイトル別名
  • Trends and Issues in the Connective Curriculum between Preschool and Elementary School: Two Approaches in Education Policy
  • 幼小接続カリキュラムの動向と課題 : 教育政策における2つのアプローチ
  • ヨウショウセツゾク カリキュラム ノ ドウコウ ト カダイ : キョウイク セイサク ニ オケル 2ツ ノ アプローチ

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抄録

 本稿は、幼小接続カリキュラムの政策動向を学校改革を志向するアプローチと小1プロブレムを予防するアプローチの2つに整理し、近年の教育改革の内容と特質を検討する。前者では、幼小接続カリキュラムが、幼児教育における「学習の基盤」の概念を軸に教育改革の国家戦略として推進され、教育現場への浸透と「協同的な学び」の構築が試行される。一方、後者では、小学校の「スタートカリキュラム」が、生活科の実践を学校への児童の適応にすり替える問題を生じさせている。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 81 (4), 396-407, 2014

    一般社団法人 日本教育学会

被引用文献 (1)*注記

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