被災復旧時における通常の学校教育の展開と児童生徒たちの心のケアの両立を目指した取組 : 学級経営の視点から(<特集>災害と教育/教育学)

書誌事項

タイトル別名
  • A Practice Aiming to Balance the Development of Everyday School Education with Emotional Support for Students During a Time of Disaster Recovery : From the Viewpoint of Classroom Management(<Special Issue>Disaster and Education/Educational Studies)
  • 被災復旧時における通常の学校教育の展開と児童生徒たちの心のケアの両立を目指した取組 : 学級経営の視点から
  • ヒサイ フッキュウジ ニ オケル ツウジョウ ノ ガッコウ キョウイク ノ テンカイ ト ジドウ セイト タチ ノ ココロ ノ ケア ノ リョウリツ オ メザシタ トリクミ : ガッキュウ ケイエイ ノ シテン カラ

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抄録

未曾有の大震災に見舞われた被災地の学校で、それ自体が多くの困難さを伴う通常の学校教育を展開しながら、傷ついた児童生徒たちの心のケアをどう担保していくのかという問題が認められた。それに対して、1.学級集団を総合的援助の「安心できる環境」とするように学級経営を充実させる、2.学級内の児童生徒個々のアセスメントを調査法も併用して定期的に行って援助レベルを把握し、援助レベルにそって適切に対応する、という方針で学校援助を行った。良好な状態の学級では生徒たちのストレスが有意に低下していたという結果が得られ、日本の学級集団での生活・活動体験にはグループアプローチの効果に類似した作用があることが考察された。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 79 (4), 354-366, 2012

    一般社団法人 日本教育学会

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