低環境負荷表面処理技術の開発

  • 穂積 篤
    産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門
  • 浦田 千尋
    産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Development of environmentally-friendly surface modification technology
  • 低環境負荷表面処理技術の開発 : 有機フッ素化合物および凹凸加工を用いない新規はつ液処理の実用化を目指して
  • テイカンキョウ フカ ヒョウメン ショリ ギジュツ ノ カイハツ : ユウキ フッソ カゴウブツ オヨビ オウトツ カコウ オ モチイナイ シンキ ワ ツエキ ショリ ノ ジツヨウカ オ メザシテ
  • ― 有機フッ素化合物および凹凸加工を用いない新規はつ液処理の実用化を目指し ―
  • — Practical realization of novel oleophobic coating without relying on perfluorinated compounds and surface texturing —

この論文をさがす

説明

液滴が残りにくい固体表面の開発は、汚れ付着防止、防食性の向上、目詰まり防止、液流制御等、さまざまな工業分野で望まれている。この論文では、新規はつ液処理技術の短期実用化を目指した我々の研究戦略を紹介する。既存技術を類型化し、研究開始前に綿密な戦略を立てることで、第1種基礎研究から第2種基礎研究、実用化への移行時間を大幅に短縮することができた。また、広報活動や企業への試料提供を通じ、我々が開発したはつ液処理技術を活かすことが可能な要素技術を持つ企業との出会いにより、わずか1年足らずで量産規模でのコーティング技術を確立するに至った。

収録刊行物

  • Synthesiology

    Synthesiology 7 (3), 190-198, 2014

    国立研究開発法人 産業技術総合研究所

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ