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- 中澤 高志
- 大分大学経済学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Achievement and Developmeht of Labor Geography: A Review Essay
- ロウドウ ノ チリガク ノ セイリツ ト ソノ テンカイ
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抄録
「労働の地理学」は,従来の経済地理学が企業や資本の視座に立脚していたことへの反省から,労働者の行為主体性を正当に評価するべきことを主張し,企業や資本の視座から労働者の視座へと,経済地理学のポジショナリティを転換することを目指している.資本によるフレキシブルな労働力の活用は,労働者にとってはリスクとみなされる.エンプロイアビリティは個人に帰すことのできない地理的多様性を持った状況依存的な概念として再認識され,失業や不安定雇用の原因を労働者のスキル不足に求め,労働市場への参入を動機づけようとするワークフェアの概念は,その妥当性を問われることになる.<br>「労働の地理学」において,労働市場は本質的に地理的多様性を持ち,社会的に調整されたアリーナであると認識される.「労働の地理学」は空間スケールを所与のものとみなさず,労働者を含めた諸主体の相互作用によって空間スケールが生み出され,それがより上位/下位の空間スケールと接合している態様を分析するのである.
収録刊行物
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- 地理学評論 Series A
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地理学評論 Series A 83 (1), 80-103, 2010
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205299245696
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- NII論文ID
- 10028266776
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- NII書誌ID
- AA11591990
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- ISSN
- 21851751
- 18834388
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- NDL書誌ID
- 10552338
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可