書誌事項
- タイトル別名
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- Treatment results of carotid artery stenting under distal protection with the use of Angioguard XP compared with those of PercuSurge GuardWire
- -PercuSurge GuardWireによる治療成績との比較-
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説明
【目的】Angioguard XPを用いた頚動脈ステント留置術(CAS)の治療成績を,それ以前のPercuSurge GuardWire(以下GuardWire)によるCASの成績と比較した.【方法】2002年9月以降遠位塞栓防止デバイスを用いてCASを行った138例を対象とした.GuardWireによるCAS導入直後に治療を行った前期施行例(GW前期群)と手技の確立した時期に治療を行った後期施行例(GW後期群)の2群に分けた.85例のGuardWire使用例はGW前期群42例とGW後期群43例であった.2007年11月以降のAngioguard XPを使用した症例はAG群とし,53例あった.これらの治療成績について,特に発生した合併症に注目して分析した.【結果】全例でステント留置に成功した.GW前期群では1例が治療5日後の脳出血で死亡し,GW後期群では1例が腹腔内出血による多臓器不全から3ヵ月後に死亡し,他の1例が脳出血により片麻痺を残した.GW前期群と後期群の間にlearning curveの影響は示されなかった.AG群では治療後のMRI拡散強調画像で7例に同側頚動脈領域の梗塞を認め,2例が神経症状の悪化するstrokeとなった.【結論】GW期には出血性合併症が予後不良の原因であった.Angioguard XPを用いたCASでは虚血性合併症が認められ,その低減に努める必要があった.
収録刊行物
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- 脳神経血管内治療
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脳神経血管内治療 3 (2), 79-85, 2009
一般社団法人 日本脳神経血管内治療学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205299647872
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- NII論文ID
- 130002148699
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- ISSN
- 21862494
- 18824072
- http://id.crossref.org/issn/18824072
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
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