顎関節の疼痛並びに開口障害の患者に対して,咬合再構成により症状を軽減させた1症例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of increased occlusal vertical dimension and occlusal reconstruction for a TMD patient with temporomandibular arthralgia and trismus
  • 専門医症例報告 顎関節の疼痛並びに開口障害の患者に対して,咬合再構成により症状を軽減させた1症例
  • センモンイ ショウレイ ホウコク ガク カンセツ ノ トウツウ ナラビニ カイコウ ショウガイ ノ カンジャ ニ タイシテ,コウゴウサイコウセイ ニ ヨリ ショウジョウ オ ケイゲン サセタ 1 ショウレイ

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抄録

症例の概要:患者は57歳女性.左側の顎関節の運動痛並びに開口障害を主訴に2008年11月当病院を来院した.左側の低位が認められたことからスプリントとプロビジョナルレストレーションを用いて適正な顎位を決定し,咬合再構成にて症状の改善を行った.<br> 考察:顎関節症で低位咬合が認められる患者の治療には,正確な診断が重要である.症状改善に咬合再構成が必要と考えられた場合,顎位や最終補綴を決定する上で,ステップごとに慎重に検証しながら治療を進めることが望まれる.<br> 結論:数年にわたり左側の臼歯部が低位になったことで顎関節の症状が増悪した患者に対し,咬合を再構成することで長期的に良好な経過を得ることができた.

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参考文献 (4)*注記

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