書誌事項
- タイトル別名
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- Quantitative content analysis about the issues in the 2007 Japanese Upper House Election
- テキスト データ カラ トラエル 2007ネン サンインセン ソウテン
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説明
2007年参院選最大の争点は年金であったとされるが,有権者にとって,「年金が争点」とはどういうことを意味していたのだろうか。本稿では,国会答弁・新聞報道・一般有権者の自由回答という3種類のテキストデータを用いた計量的な分析を行うことで,2007年参院選における争点の構造を検討し,年金争点の持つ意味を明らかにすることを試みた。本研究で用いたテキストデータの分析は,研究者があらかじめ質問を用意するのでなく,人々が自発的に語った内容を分析することにより,研究者の先入観をなるべく排除して争点の構造化を行うことが可能になるという利点を持つ。分析の結果,年金が2007年参院選最大の争点であったことは間違いないものの,一般有権者における年金争点への態度とは,年金制度そのものへの態度というよりは政治や行政のあり方についての評価に近かったということが明らかになった。
収録刊行物
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- 選挙研究
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選挙研究 24 (1), 40-47, 2008
日本選挙学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205302519936
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- NII論文ID
- 130005420241
- 40016411903
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- NII書誌ID
- AN10035687
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- ISSN
- 18840353
- 09123512
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- NDL書誌ID
- 9764953
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可