水・空気界面での乱流構造と気体輸送の関連性に関する研究

  • 中山 忠暢
    社団法人 土木学会 日本学術振興会 京都大学大学院 環境地球工学教室
  • 禰津 家久
    社団法人 土木学会 京都大学 環境地球工学教室

書誌事項

タイトル別名
  • RELATIONSHIP BETWEEN TURBULENCE STRUCTURE AND GAS TRANSFER ACROSS AIR-WATER INTERFACE
  • ミズ クウキ カイメン デ ノ ランリュウ コウゾウ ト キタイ ユソウ ノ カンレンセイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

水・空気界面を通しての気体輸送は化学工学ばかりか環境工学的にも非常に重要な問題であり, 本研究では気体輸送特性と界面近傍での乱流構造との関連性について評価を行った. その際に, 底面シアーの卓越する開水路流れ, 水面シアーの卓越する風波, 及び両者が混在する流れを対象として, レーザ流速計と濃度計を用いて計測を行った. その結果, 開水路流れではフルード数の影響を考慮した小規模渦モデル, 風波では水面の状態による区分で気体輸送係数が表現可能であることが判明した. 両者が混在する流れでは逸散率比と気体輸送係数比の関係でどちらが卓越しているかの判定条件の評価を行った.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (635), 85-95, 1999-11-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (33)*注記

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